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ホームシアター入門のためのノウハウを凝縮した本
前作「オーディオの作法」に続き、リクエストも多かったと思われる「映像」について、また麻倉氏がバイブルを出版してくれた。現代の「映像・音響」が好きな人なら皆いずれはホームシアターを作ってみたいと思っているのではないだろうか。また、家電店には様々な機器類が並んでいるが、どのように組み合わせればいいのかわからない人も多いだろう。そうした人にはまずはこの本を自信を持ってオススメしたいところだ。 (ちなみに私もホームシアターの実践者です。)
この本の特徴として、現在のホームシアターは「ハイビジョンを愉しむもの」とまずは断言していることが挙げられる。これは私も絶対に賛成だ。普通のテレビ放送まで完全デジタル化されようとしている現在、ホームシアターを作るからにはハイビジョン化は必須だろう。また、今回はプロジェクターやスクリーン、BDレコーダー、AVセンターと5.1chスピーカーなど、合計50万円くらいからはじめるように書いている。昔に比べれば相当に低価格で高性能のものが手に入るようになった昨今ではほぼ妥当な予算だと思えるが、個人的にはテレビとレコーダーからはじめて徐々にシステムを発展させていくようなプランももう少し書いてもよかったとは思う。いきなり50万円といわれると敷居が高いように思う人も多いだろう。
各章では薄型テレビの場合、プロジェクターの場合に分けてそれぞれ選び方や使いこなしを詳述し、BDレコーダーやAVセンターについてもその楽しみ方や各種の設定方法を分かりやすく解説している。さらに各種のケーブル類やシアタールームの側の「環境」についても色々なノウハウを紹介している。
麻倉氏のどの本についても言えることだが、文面からオーディオ・ビジュアルはこんなに楽しいんだ、感動的なんだということがよく伝わってくる。興味のある人はぜひこの本を読んでみてその楽しさを手に入れてほしいものだ。