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動きの激しい世界
約3年前の出版．

各方式のディスプレイについて，構成，技術，部材について概説されている．わかりやすく，図解も適切にされている．部材市場についても詳しい．

ただ，3年を経過した時点で，ズレが生じているのはやむを得ない．リアプロTVは，各社は撤退を進めているし，有機ELも広がりは見えていない．CRTの衰退も3年前の予測以上であり，そういう点でここ数年の変化は凄まじかったことの証左でもある．

製造方法が詳しい
ディスプレイ関係の本を何冊か読みました．読んだ中では最も情報量が多かったと思います．特に，製造方法について詳しく書かれているのが特徴です．



また，他書は技術の話と市場の話は別立てで書かれているのに対し，本書は例えばLCDであれば，LCDの章に技術と市場の話が一緒に書かれています．特定のディスプレイに関心のある方には，こちらの方が読みやすいかもしれません．



市場データとしては，2004年くらいまでのデータを使っているようです．